August 2020

8月中旬の日曜日、サンパウロ州セルトンジーニョ市在住のカチア・マルキオリ先生とヴァニッセ・プレゾット先生の自宅の前を子供たちを乗せた約20台の車がサプライズ・ドライブスルーしました🚗✨ 子供たちは車窓から乗り出し、花やプレゼント、模造紙に書いたメッセージを先生たちに渡しながら「先生、ありがとう」「先生大好き」と叫びました。車のドアに「読み書きを教えてくれてありがとう!」と書いたポスターもありました。 「生徒たちのドライブスルーを見た時、感動で足が震えました。最初、オンライン授業で生徒たちに読み書きを教えるなんてできないと思っていました」とヴァニッセ先生は語ります。 先生たちのクラスはどちらも小学校一年生。アルファベットの読み書きを習う年齢です。3月に開始した授業ですが、新型コロナウィルス感染拡大で学校は閉鎖。5月からオンライン授業をスタートしました。 「生徒たちの横に座り、手をとりながらアルファベットの書き方を教えるという従来の方法ができないのはとてもつらかったです。保護者たちも不安を抱いていました。全てが手探りでした」とカチア先生は言います。 先生たちは共に教師歴15年。オンライン授業は保護者が授業に付き添う形で実施されました。働いている保護者たちとは夜連絡を取り合いながら、生徒たちに教えました。どんなに夜遅くても、週末でも生徒たちや保護者たちの連絡に応じました。まったく新しい試みなのです。不安なのは全員同じでした。 「パンデミックでどれだけ教師というものは尊いか分かりました。小学生から大学まで、教育こそ全ての基礎だと改めて思いました。先生方へ脱帽です!」と6歳の双子を持つデニゼ・ザニさんは語ります。娘さんのレチシアちゃんとイザドラちゃんは外出自粛中でも読み書きを覚えることができました🙌最近ではオンライン授業も楽しみにしてくれるようになりました。 子供たちの集中力を保つために今まで以上に音楽、ビデオ、ゲームやダンスなど取り入れました。ヴァニッセ先生いわく「この年齢の子供たちはパソコンの前で長い間じっとしていられないのです」。保護者たちとも今まで以上に話し合いました。そしてそこから生まれたのは今までとは違う、教師と生徒と保護者達を結ぶ深い信頼関係でした。 セルトンジーニョ市では10月から学校再開の予定です。もう少しでカチア先生もヴァニッセ先生も生徒たちと会えます。 ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(8月31日現在)感染者:3,866,157人死亡者:120,976人 #オンライン授業 #新型コロナウイルス #外出自粛 #学校再開 #教師 #感謝メッセージ #ブラジル #南米  参考リンク: https://g1.globo.com/sp/ribeirao-preto-franca/noticia/2020/08/27/com-carreata-pais-em-sp-agradecem-professoras-que-alfabetizam-filhos-a-distancia-durante-a-pandemia.ghtml https://www.facebook.com/vanice.prezoto ...

世界的に有名なリオのカーニバル。普段ならこの時期はすでに来年のパレードに向けて、準備で活気づいている頃です。しかし新型コロナウィルスの影響で、延期が決定し、開催日未定となりました。業界関係者は苦しい状況に追い込まれています。そんな人たちのために、リオ州政府は今年の5月「オンライン文化普及」という補助金制度を設けました。 音楽、映像、演劇関係者など幅広く文化に携わっている人たち1500人を対象に、ビデオ1本の制作につき2500レアル(約446ドル)支給するというものです。7000人近くが申し込みました。 タイース・ベゼーハさんの「初心者向け サンバ打楽器オンライン講座」はこの補助金制度をもとに制作されたビデオの一つです。 8月18日に無料で公開された7つのビデオはアゴゴ、タンボリン、シェケレ、ヘピニキ、カイシャ、アルファイア、スルドとサンバの基礎楽器を扱います。打楽器の説明はポルトガル語ですが、丁寧で分かりやすい教え方のため、誰でも打楽器の弾き方を十分理解できます。またサンバの打楽器隊の構成も学べます🎭☺️ https://www.youtube.com/results?search_query=%23T%C3%A1NoBatuqueNoYoutube 「外出自粛中、私にとってサンバの打楽器はこの上ない心の支えでした。その打楽器の魅力をより多くの人に伝えたいとずっと思っていました」とタイースさんは語ります。 実はタイースさん大学では理学療法士になる勉強をしていましたが、サンバの打楽器好きが高じて、ブラジル音楽院に再度入学します。それからは打楽器一筋。毎年リオの路上カーニバルではMultiblocoというグループの打楽器リーダーを務めています。昨年は映画“Joseph”の一曲Shades of Freedom の打楽器を担当するほどのパーカショニストです。 タイースさんは「本来ならばこの時期、打楽器隊は新人を受け入れ、練習を始めています。しかし外出自粛で集まることもできません。このビデオを通じて、さらに多くの人たちが打楽器に魅了され、基礎を学び、再び一緒に活動できる日が来た時の備えになればと願っています」と言います。来年のカーニバルは延期になりましたが、ぜひとも開催されてほしいですね😊✨💃 ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(8月26日現在)感染者:3,683,224人死亡者:116,964人 #新型コロナウイルス #カーニバル #サンバ #打楽器 #補助金制度 #外出自粛 #南米 #ブラジル #リオデジャネイロ 参考リンク: https://www.instagram.com/thaisbezerra.maestrina/?hl=es https://oglobo.globo.com/rio/bairros/maestrina-de-blocos-cariocas-lanca-videoaulas-gratuitas-2-24599841 https://www.youtube.com/watch?v=w5a7aoWyXkk  http://thaisbezerra.com.br/ ...

新型コロナウイルスの影響でペットを飼えなくなった人が世界中で増えています。チリでも捨て犬や猫が増えており、カミラ・デ・ケヴェドさんは青い目をしたオズナちゃん🐶のインスタグラムで、8月一杯募金を呼びかけるキャンペーンを始めました。キャンペーンはCroquetón(餌を意味するCroquetaと慈善の寄付を募るための長時間テレビ放送Telethonのtonを合わせた造語)とユーモア溢れる名前です。キャンペーンはとても好評で、現在ではなんと13,000のフォロワーがいます! https://www.instagram.com/ozuna.laperritadeojosclaros/ 新型コロナウイルス以前からオズナちゃんのアカウントは他の動物たちを助けるプラットフォームとなっています。2019年9月、オズナちゃんは犬の献血者になりました。同年12月には犬や猫が手術後に使う術後ウエアやエリザベスカーラーが買えない人のために、お古を使い回すキャンペーンを行いました。 そして今年に入ってから “Ozuna, el estelar”というチャネルを作り、動物愛に関する活動などを紹介するようになりました。 新型コロナウイルスの感染が拡大してから、オズナちゃんの人生で最も大事なキャンペーンを始めました。捨て犬や猫を扱っているセンターやNGOに寄付を募るものです。 8月18日にはCroquetónのテーマソングが発表されました。作曲したバンドはLe Frutoです。 https://www.instagram.com/p/CEKSFagB_lb/ “里親になれない場合はお金を寄付しましょう クロケトンと力を合わせよう 動物に毎日食べ物が届くように クロケトンと力を合わせよう 心から生まれる行動 皆で寄付すれば、もっと良い世界になる 近くで耳をすませて 事実を教えてあげよう そこにいる「友だち」がどれだけ苦しんでいるのか 皆の寄付は助けになる そのおかげで食べ物が不足することはない 里親になれない場合はお金を寄付しましょう クロケトンと力を合わせよう それぞれの寄付が皆の心に届きますように こ のビデオの動物たちは一生可愛がってくれる家族を探しています“ 31日にオズナちゃんのアカウントでライブ配信が行われ、抽選会が予定されています。 早く動物たちが新しい家族を見つけられますように✨🐶🐱 参考リンク: http://www.lanacion.cl/croqueton-la-primera-teleton-para-perros-y-gatos-se-toma-instagram/ ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(8月25日現在) 感染者:3,627,961人 死亡者:115,476人 #新型コロナウイルス #コロナ対策 #外出自粛 #里親募集 #募金 #ペット #犬 #猫 #南米 #チリ ...

8月20日、ブラジルの制作会社Mulier Filmesが新型コロナウイルスのポジティブな面を描いたミニドラマ“O Outro Lado da Pandemia – パンデミックのアナザーサイド”の第1話がYouTubeで公開されました。5分前後という短編で、全6話となっており、今週から毎週1話ずつアップロードされます。 このミニドラマの趣旨は、パンデミックの真っ最中だけれども、悲劇や失ったものだけではなかったというのを見せることです。 「(パンデミックの)反対側では、思いやりや改革、時間的余裕が生まれました。でもそのことについてあまり触れられていません。もちろん、パンデミックは容易ではなく、美化するつもりはありません。でもポジティブなメッセージを伝えて、振り返るきっかけを作りたいと思っています」「このミニシリーズを通じて、どんな話にも、同じ事実に対していろんな見方が存在すると見せたいと思っています。(パンデミックの)一面はもう私たちが知っている通り:死、失業、経済危機、不確定さ。」と監督は語ります。 映像は全て携帯電話で、役者によって各々の自宅で撮影されました。リハーサルや演技指導、カメラワークなどは、メッセンジャーアプリやビデオ会議を通じて行われました。 昨日公開された1話目のタイトルは「思いやり」。新型コロナウイルスで高リスクに分類される人たちに向けて、主人公の女性は張り紙を出します。「隣人の皆さんへ 高リスクに分類される皆さん、心配しないでください。もしスーパーや薬局、パン屋で何か必要だったら、私に連絡をしてください。23A号室に住んでいる、ジュリアと申します。他にもお手伝いできる人がいたら、マンションの号室と名前を書いてください」 そして、隣人の代わりに何度も何度も買い出しに出かけるジュリアさんの様子が描かれています。最後には、ジュリアさんは隣人からお礼のお手紙をもらいます。 この張り紙のエピソードは、パンデミックが始まった頃に、いろんなところで見受けられました。私のマンションでも似たような張り紙があり、普段はなかなか話す機会がない隣人同士だけど、いざとなったら頼れる人がいると思えて、心が温まった記憶があります。暗いニュースにばかり目を向けていて、自分の身近なところでも、心温まるエピソードがあったのをすっかり忘れていました💦 パンデミックについて振り返る良いきっかけを与えてくれるミニドラマです。来週以降公開されるエピソードも楽しみですね☺︎ 下記のリンクから1話目をぜひご覧ください🎵 [youtube v="baY66Hlmqjc" maxwidth="800px"] ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(8月21日現在)感染者:3,513,039人死亡者:112,670人 #新型コロナウイルス #パンデミック #外出自粛 #南米 #ブラジル #思いやり #助け合い #ミニドラマ 参考リンク https://www.sonoticiaboa.com.br/2020/08/20/estreia-web-serie-gratuita-sobre-lado-positivo-pandemia-assista-trailer/ ...

世界各地で新型コロナウイルスの影響で閉鎖されていた学校ですが、徐々に再開しています。保護者にとっても不安ですが、一番つらい立場にいるのが生徒たちです。どの学校でも子供たちは戸惑いや不安を隠すことができない表情で、登校しています。 しかしここ数日、マナウス市のある学校の下校時間にはワクワクした表情の生徒たちが見受けられます👀この学校では予防対策のため、保護者がドライブスルーで送迎します。保護者は電話で呼ばれると車を門前につけ、子供をピックアップします。 デボラ・ピニェイロさんはそうした保護者の一人です。11歳、9歳と4歳の3人の子供たちがこの学校に通っています。新型コロナウイルス感染が拡大する中、子供たちと外出自粛をしっかり行い、その期間子供たちはオンライン授業を受けていました。 マナウス市の学校再開は8月10日のことでした。保護者にはオンライン授業の続行という選択肢もありましたが、デボラさんは子供たちを学校へ行かせることにしました。デボラさん曰く「いつかは開けなければ、いけないドアです」。この学校はマナウス市で最も厳重な感染予防対策を取り入れた学校でした。 しかし学校が再開して、車で送り迎えを始めると、デボラさんは子供たちが以前のように車中楽しそうにおしゃべりしなくなったことに気づきます。無理もありません。ほぼ5カ月間外出自粛生活を送る中で、新型コロナウイルスに関するニュースや親たちの神経質な対策を目の当たりにしているのです。またデボラさんの場合、身近な人をコロナウイルスで亡くしています。「子供でも周りの現実を敏感に感じます」とデボラさんは語ります。大人たちがどんなに安全な措置をとっても子供に不安は残るのです。デボラさんは母親として今何ができるのかと考えました。 「子供たちにどんな大変な時でも、何か1つ良いことがあるのよと常に教えてきました。ニューノーマルでもそれは変わらないと伝えたかったのです。夢見ることを忘れてほしくありませんでした。何よりも子供たちにまた楽しそうに笑ってほしかったのです。」とデボラさんは言います。 デボラさんはいろいろ考えた結果、車の中で楽しく話題になるものを提供しようと思いました。子供たちのおもちゃ箱からスパイダーマンのマスクを見つけ、それをかぶり、いつものように車を運転し、子供たちを迎えに行きました。 4歳の息子さんは母親を見て飛び上がるように喜び、帰宅中それまでとは打って変わっておしゃべりをしました。年齢もあり、上の二人は穴があったら入りたいと言ったそうですが、デボラさんは子供たちの目が笑っているのに気付きました。デボラさんはその日から毎日違う仮装マスクで子供たちを迎えに行くことにしました。今日はマジシャン、明日はチューバッカ、明後日は海賊船長?!😅  デボラさんの試みは些細なことです。しかし子を思う母のその姿は学校中の話題となり、教育関係者からも絶賛され、他の生徒たちも車のガラス越しにデボラさんの姿を探すようになりました。コロナ禍、多くの子供たちにとって楽しい話題となり、おしゃべりするようになりました😂🥰 こんなデボラさんですが、実はとても恥ずかしがり屋です。「我が子の喜びか我が恥、どちらが大事かと考えたのです。」デボラの素顔は発見できませんでしたが、子供たちの笑顔を取り戻してくれて、本当にありがとう🙏😄 ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(8月19日現在)感染者:3,418,396人死亡者:110,171人 #新型コロナウイルス #学校再開 #授業再開 #外出自粛 #南米 #ブラジル #マナウス #母親 参考リンク: https://www.instagram.com/crechebebebombom/ https://www.instagram.com/colegioconnexus/ https://www.acritica.com/channels/manaus/news/mae-cria-personagens-mascarados-para-buscar-filhos-na-escola?fbclid=IwAR3bjAitGDrz7eyP9yf3w7WSrJBGt3BPSt20EP4pfnmx6LnAD14Y2M3IFZY ...

結婚式は一生に一度の大切な日。しかし新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全てのイベントが中止になりました。一年以上かけて結婚式の準備をして、その日を楽しみにしていたけれども、止むを得ずキャンセルしたり、延長したカップルが多くいます。最近ブラジルではドライブシアターが開催され、その会場で結婚式を挙げるカップルが増えてきました💒✨ 7月4日、マットグロッソドスル州カンポグランデ市で、アンナさん(21)とヴィニシウスさん(26)が結婚しました。本当は披露宴で友達と飲んだり、食べたり、ダンスして楽しみたいと思っていましたが、参列者の安全を考えてドライブイン式で行いました。車30台が駐車できる会場を借り、舞台には付き添い、両親、新郎新婦と司会役のお兄さんのみが上がりました。 結婚指輪を運ぶ少年は、小さな電動の車で登場しました🚗 披露宴の食べ物は個別包装されたキットになっています。 もちろん、マスクはマスト! ブーケ・トスは行わず、クジで決めました。 「この時期はとても苦しいですが、私たちは大事な日をめでたく祝うべきですし、人生は楽しむことを忘れてはいけないと思います」とアンナさんはコメントしています。 パラナ州クリチバ市のカップル、デボラさんとアンドレさんは5月に結婚式を予定していました。ようやく先週ドライブインシアターで挙式することができました。参列者が車から見えるように、大型スクリーンにセレモニーの様子が映し出され、車のラジオを通じて音が流れました。 サンパウロのカップル、ケリーさんとアンデルソンさんもドライブインで結婚式を挙げました。アンデルソンさんは、新型コロナウイルスが収束するまで待とうと提案したそうですが、ケリーさんは「コロナをちょっと忘れてほしい、なんとか考えて結婚式を上げられるようにするからね」と張り切ったそうです。付き添いはなんと元パルメイラスのゼーロベルト選手で、自宅から参加しました。 車から出てはいけないという話だったので、ハイヒールを履く必要がなくて楽ちん🎵とコメントしていた参列者もいました😂 ブラジルでは新型コロナウイルスの収束はまだまだ先になりそうですが、そこで下を向いて諦めてしまうのではなく、試行錯誤して、できる範囲で目一杯楽しもうとする姿勢はブラジル人らしいですね❣️ ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(8月17日現在) 感染者:3,343,925人 死亡者:108,054人 #新型コロナウイルス #コロナ対策 #外出自粛 #ドライブイン #結婚式 #南米 #ブラジル #ゼーロベルト 参考リンク https://www.campograndenews.com.br/lado-b/comportamento-23-08-2011-08/inspirados-em-cinema-noivos-casam-no-estilo-drive-in https://www.youtube.com/watch?v=dUaMejVRIzQ https://globoplay.globo.com/v/8781295/ ...

8月12日は世界ゾウの日です。世界ゾウの日にちなんで、NY Timesは「新型コロナ感染拡大中ゾウをどう移動するか」という記事を出しました。取り上げられたゾウの名はマラちゃん、推定50歳。移動はアルゼンチン、ブエノスアイレス市からブラジル、マット・グロッソ州にあるゾウ保護地区までの2730kmという長距離でした。 マラちゃんはインド生まれ、幼い頃ドイツに渡り、それからアルゼンチンへと人生の半分以上サーカスで過ごし、最後エコパークにいました。しかし、他のゾウと馴染めず、いつも独りぼっち。そんなマラちゃんの姿に心を痛めたアルゼンチン国民はより良い場所へ行ってほしいと運動を始めました。今年の初め、やっと全ての許可が下り3月20日出発予定となっていましたが、新型コロナウィルス感染拡大で両国国境閉鎖☹😞 「大きなゾウの移動はとても大変です。書類を揃えるだけで3年間、運搬ロジも並ではありません。」とマラちゃんをずっと撮り続けている写真家&動物保護家のSofia López Mañanさんは涙ぐみながら語ります。 さらにマラちゃんのような動物の国境超えの許可は期限付きです。感染の収束を待てません。「いつも気難しいお役人さんたちも再度一生懸命頑張ってくれました。」とエコパーク責任者のTomás Sciolla氏は語っています。そしてやっと、5月9日マラちゃんを乗せた大型トラックは、クレーン車や15人の付き添いを乗せた数台の車とともにブエノスアイレスを出発します。 マラちゃんは箱詰めの旅。体重5トンもあるゾウをトラックから降ろして、休ませることはできません。最短時間で到着地点へたどり着くしかありません。行列は3時間おきにマラちゃんに食事や水を与える以外、止まることなく移動しなければいけません。 2日後やっとアルゼンチンとブラジルの国境に辿り着きます。スタッフ全員すでに睡眠不足。税関でスタッフ全員新型コロナウイルスの検査を受けます。国境通過は最低人数の4名。「動物の通過は各団体の検査員がそれぞれ見ないといけないので、6時間かかりました。全員感染防護具を身につけていました。書類の一枚でも不足していればNGなのです」とソフィアさんは語ります。到着してから6時間後、ブラジルの国境は49日間で初めてマラちゃんが通過のため開かれます。 ブラジル側ではマラちゃん一行を先導するために数名の警官&パトカーが用意されていました。これで国境から保護地区まで3つの州をスムーズに通過できます。ブエノス出発から4日後、マラちゃんは自然の匂いがする保護地区の入り口に到着します。最後の難所は65キロに渡るデコボコの土道。クレーン車でマラちゃんの箱を違うトラックに移し替えます。「到着した時、マラが箱から出て、嬉しそうに新しい土地でたわむれているのを見た時、今までの苦労全てが報われました。マラはやっと自然の中で、ゾウとして自分自身でいられる場所にたどり着いたのです」とSciollo氏は語ります。 その後マラはすぐに保護地区に馴染み、ラナという友達もできました。自然の中で、友達と一緒に歩いて、食べて、寝ています。これから先はもう独りぼっちではないのです。これから先は自由なのです🙌😊 移動の様子は動画にもまとめられています。 ぜひ下記のリンクよりチェックしてみてください! https://www.nationalgeographicbrasil.com/animais/2020/08/elefante-buenos-aires-transportado-santuario-mato-grosso-brasil-pandemia ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(8月14日現在)感染者:3,224,876人死亡者:105,463人 #新型コロナ感染 #感染拡大 #国境閉鎖 #アルゼンチン #ブエノスアイレス #ゾウ #南米 #ブラジル 参考リンク: https://www.nationalgeographicbrasil.com/animais/2020/08/elefante-buenos-aires-transportado-santuario-mato-grosso-brasil-pandemia https://elpais.com/elpais/2020/06/24/album/1593011739_500654.html#foto_gal_15 https://www.nytimes.com/es/2020/08/09/espanol/ciencia-y-tecnologia/mara-elefante-argentina.html https://www.ellitoral.com/index.php/id_um/243610-la-elefanta-mara-cumple-su-primer-mes-en-brasil-santuario-en-mato-grosso-internacionales.html#group https://www.clarin.com/ciudades/primera-vez-elefanta-mara-relaciono-ejemplares-especie_0_UsxZntxo-.html ...

先週の日曜日、ボタフォゴ所属の本田圭佑選手は自身のインスタグラムでチャリティーを始めることを発表しました。日曜日より、ブラジルのフォロワーの中から毎日1人選び、500レアル(約91ドル)寄付するというものです。参加希望者は本田選手宛に、このお金をもらったら何に使うか、インスタグラムを通じてメッセージを送ります。その中から本田選手が”ベストアイディア”を選び、当選者を決めます。重視することは「教育」「成長」「団結」の3点と、本田選手らしさが伺えます。 現時点で、チャリティー発表動画はすでに289,800回近く再生されており、コメントは5,800件以上と、かなり反響を呼んでいます。コメント欄では「本田選手は最高です!私たちの国のために本当にありがとう!」「あなたがボタフォゴの選手で誇らしいです」「僕はサンパウロFCサポーターだけど、あなたのような選手がブラジルで活躍していて嬉しいです」「あなたの謙虚さはお手本です!」などなど、称賛の声が上がっています🙌 本田選手の発表はスポーツメディアに限らず、ブラジルの主要メディアでも取り上げられました。本田選手はブラジルにきてから、社会問題、特に子供たちの教育について心配しており、Globo Esporteのインタビューに対して、ゆくゆくはブラジルの若者にフォーカスしたプロジェクトを立ち上げたいと語っています。 選手として活躍するだけでなく、プレーする国にも貢献したいという本田選手の姿勢は素晴らしいですね✨ブラジルのサポーターたちに愛されているのも納得です。今後も本田選手のブラジルでの活躍に注目です! 以下、本田選手のインスタグラムの全訳です。 “教育、成長、団結 父の日、おめでとう! パンデミック禍、たくさん考えました。最も厳しいときこそ、お互い助け合う必要があります。 一選手としてではなく、一人の人間として、チャンスを探している人や困難な状況にある人たちに対して、機会を提供したいと思って、ここにきました。 今日から、ブラジル人フォロワー1人に毎日500レアルを寄付します。年末まで、毎日1人の当選者がいます。肌の色や性別、国籍、応援するチームは関係ありません。僕たちは皆同じです。皆さんに機会を作り、希望を与え、扉を開くために、僕はここにいます。 参加するためには、このお金を何に使うか、インスタグラムで僕にDMを送ってください。ベストアイディアを選びます。残念ながら、皆さん全員を助けることはできませんが、この3つのコンセプトが大事だと念頭に置いてください:教育、成長、団結。 皆さん気をつけて、そしてこのお金を賢く使ってくれることを祈ります。” ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(8月12日現在)感染者:3,123,109人死亡者:103,421人 #新型コロナウイルス #コロナ対策 #チャリティー #寄付 #南米 #ブラジル #サッカー #ボタフォゴ #本田圭佑 #Botafogo #KeisukeHonda 参考リンク https://globoesporte.globo.com/futebol/times/botafogo/noticia/honda-do-botafogo-vai-doar-r-500-diariamente-para-brasileiros-estou-aqui-para-abrir-portas.ghtml ...

健康で長生きの人々が数多く居住する特別な地域はブルーゾーンと呼ばれ、世界に5地域存在します。そのうちの一つはコスタリカにあるニコヤ半島で、人口132,000人のうち、5000人は75才以上です。(他の4つは「イタリア・サルディーニャ」、「日本・沖縄」、「アメリカ合衆国・カリフォルニア州・ロマリンダ」、「ギリシャ・イカリア島」です) コスタリカは8月10日までに11,114人が新型コロナウイルスに感染し、62人が亡くなりました。 ニコヤ半島では100才近く、または100才を超えた長寿者42名が暮らしています。厳しい外出自粛を守ったため、全員新型コロナウイルスに感染せず、健康で過ごすことができています😳 長寿者を研究している「ニコヤ半島・ブルーゾーン協会―Asociación Península de Nicoya Zona Azul」は新型コロナウイルスが発生した時、すぐにお年寄りを看護している親戚や介護士に予防法を伝え、外出自粛生活中に困らないように寄付も集めました。努力が実り、その結果は感染者ゼロです!とはいえ、この苦労はいつまで続くのかと皆さん感じているそうです。 昨日、8月9日、世界中の人々に「私たちは元気で過ごしているよ!」と伝える目的で、長寿者らはビデオを作成しました。下記のリンクよりご覧ください👀 https://www.nacion.com/el-pais/salud/video-centenarios-de-nicoya-se-cuidan-ante/78194aa8-729d-4832-9cc3-8fd15d417f86/video/ 以下、ビデオの訳です。 「友達と会うことが好きです」 ホセ・ビレガスさん(103才) 「でも家族がウイルスについて説明してくれました」 「家にいたほうが良いです」 サウル・グスマンさん(Saul Guzmán)(103才) 「家に閉じこもって暮らしています」 「常に手を洗っています」 「皆さんも同じようにしてください」 トリニダード・エスピノザさん(104才) 「年配の方におすすめするのは」 「家から出ないこと」 パブロ・カスティージョさん(98才) 「清潔を保ち、手を洗ってください」 ヴィルジニア・エスピノザさん(102才) 「手をよく洗って」 「両手をよくこすって」 「これは皆さんのためになります」 「私のためだけではありません」 「もし働きに出る必要があったら」 「帰宅したら、体を洗うこと」 「靴を脱いで、服も脱いでください」 「どれだけ汚れたのか分からないからね」 「アルコールも使ってください」 「顔は触らないで!」 「くしゃみをしたらこうする」 「保健省が言っている通りにしましょう」 「他の人と2メートル離れましょう」 「忘れないでください。これは冗談ではありません」 「皆さん、身体を大事にしましょう」 「このウイルスをなくせたら…」 「ウイルスに気をつけましょう!」 ...

8月7日はブラジル音楽界の巨匠、カエターノ・ヴェローゾの誕生日です🎂✨ファンや家族のリクエストもあり、誕生日を記念して、本日今夜9時半(日本時間8日午前9時半)より、初のオンラインライブが行われます👏ライブ演奏にはカエターノの息子であるトム、モレーノ、ゼカも参加します。 先日、ジルベルト・ジルが誕生日にライブをしましたが「いつものように僕はジルを真似して・・」と笑いながらカエタノは、今回のライブ配信についてコメントしています。また「みんなが知っている歌を歌います。でもいくつかの曲は、僕自身も歌詞をちょっと忘れてしまいました。ミスをしてしまわないか不安だけど、間違えないようにしたいです」と語っています。 今回のライブに関して少し不安を抱えているようですが、みんなが知っている曲を歌ってくれるということで、今夜がとても楽しみです🎵 本日のライブには、息子のトムとセーザル・メンデスが作曲し、トムとカエターノが歌う新曲”Talvez”の初生演奏も含まれています。こちらも見逃せません👀 コロナ禍で誕生日を迎えることに対してカエターノは「今年は2月から休止していて、異例な年です。でも、本質的にはいつもの自分と同じだと感じています」と言います。 外出自粛が続きますが、カエターノの音楽とともに、素敵な土曜日の朝を過ごしてみてはいかがでしょうか?✨9時半より、下記のリンクで配信されますが、見逃し配信も同じリンクで行われますので、ぜひチェックしてみてください! https://globoplay.globo.com/ #南米 #ブラジル #ブラジル音楽 #カエターノヴェローゾ #カエターノ #ライブ配信 #MPB #CaetanoVeloso ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(8月7日現在) 感染者:2,927,807 死亡者:98,844 参考リンク https://g1.globo.com/pop-arte/musica/noticia/2020/08/07/caetano-veloso-revela-inseguranca-para-live-estou-com-medo-de-errar.ghtml https://g1.globo.com/pop-arte/lives/noticia/2020/08/07/lives-de-hoje-caetano-veloso-ze-neto-and-cristiano-ferrugem-marcelo-d2-thiago-martins-e-mais-shows.ghtml ...