October 2020

リーベルプレートでキャリアを積み、2014年よりリーベルの監督を務めるマルセロ・ガジャルド監督と父親のマッシモ氏はそれぞれ思い入れがある私物をオークションに出し、集まったお金で生活に困っている人たちに食料品を寄付しました。 ガジャルド監督は幸運のお守りとして使っていた上着にサインし、オークションに出しました。そしてVilla de Carcova地区の福祉活動に207,000ペソ(約2,684ドル)を寄付しました。 この幸運のお守りと言われる上着は、アルゼンチンカップ3回、スーパーカップ1回、リベルタドーレス2回、コパ・スダメリカーナ1回、レコパ・スダメリカーナ3回とルヴァン杯/コパ・スダメリカーナ王者決定戦1回、と名だたる大会を監督として優勝に導いた時に着ていたものです。落札したサポーターFacundo Rotondi氏は「まず1時間上着を眺めてから、誰も触れられない場所にしまっておきます。この上着にはいくらでも払う気でした」と嬉しそうにコメントしました。 息子の行動に触発され、父親のマッシモ氏は息子から貰ったユニフォームを別のオークションに出しました。ガジャルド監督が2002年W杯に出場した時に使用したもので、集まったお金はMerlo、LibertadとParque San Martín地区で行われている福祉活動に寄付しました。父親は息子の大ファンで、リバープレートの選手として優勝したとき、いつも父親が横で一緒に祝いました。ガジャルド監督は父親や母親に数回ユニフォームをプレセントしています。 母親が45歳の誕生日、父親が50歳の誕生日にもらったリーベルのユニフォーム。そしてリーベルの監督として、2018年にボカ・ジュニアーズを破ってリベルタを優勝したときにもらったユニフォームは非常に思い入れがあるため、手放したくないということで、残念ながらオークションに出品されませんでした。その代わり、今回はガジャルド監督と相談して、W杯2002年のユニフォームを寄付することになったそうです。 このユニフォームは80,526ペソ(約1044ドル)で落札されました。 参考リンク: https://sectorprensa.com.ar/la-impactante-cifra-de-la-subasta-del-saco-del-muneco-gallardo/ https://www.lanacion.com.ar/deportes/futbol/marcelo-gallardo-museo-camisetas-su-padre-maximo-nid2372190 ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(10月16日現在)感染者:5,176,524人死亡者:152,641人 #新型コロナウイルス #オークション #福祉活動 #食料品寄付 #ガジャルド #リーベルプレート #南米 #アルゼンチン #サッカー ...

イラ・ゴメスさん(21)はまだあどけなさが残っている普通の女性です。ちょっと変わっているところといえば、マイラさんがブラジル、アマゾンのネグロ川沿いに住んでいるタツヨ部族であることです。 新型コロナウイルス感染が拡大した時、マイラさんの村はすぐに外部との繋がりを完全に断ち切りました。しかし、マイラさんはこの9月外出自粛期間中TikTokで最もヒットしたブラジル人の若者の1人となりました。なんとフォロワー約200万人。一人の先住民女性がここまで知られるようになったのは初めてのことです👏☺ マイラさんは自分の日常を通じて、家族の衣食住や部族の習慣、伝統などを若者らしく簡単にまとめたものをアップしています。またマイラさんは数多く寄せられるフォロワーたちの疑問に対して、ビデオで答えています。例えば、先住民の女の子は月経の時どうするの?🙄先住民の女の子ってどうしてニキビがないの?🤨どうしてジャングルから発信できるの?😳と至ってシンプルな質問です。 この返信ビデオをアップするようになってから人気はうなぎのぼりで、月経の返信ビデオは500万回以上再生。ちなみにマイラさんによると現在先住民女性も市販のナプキンが使えるようになったそうですが、伝統的な方法は椰子の木から取れるツクリという網でナプキンを作るそうです。ニキビはあるけれど、コパイバの木の油を塗るときれいになるとか✨またお兄さんがサテライトを設置したので、ジャングルからの発信できるようになったそうです。 通常ブラジルの先住民部族に関する説明は堅苦しいものが多いですが、マイラさんは若者らしいシンプルな語り方で、今の若い世代に受けるようになったようです。またフォロワーとのやりとりを見ると、一般の人も先住民たちの暮らしに非常に関心を持っていることが分かります👏 新型コロナウィルスは今でもジャングル奥深く広がりつつあり、先住民部族の存続が危惧されています。一つの部族が消えるとその部族の膨大な知識、文化も失われます。しかしマイラさんのような若い世代の先住民が、新しい形で世界の人々に関心を持ってもらえるように語る方法こそ、将来部族が平穏に生活していける希望ではないでしょうか✨☺ マイラさんは先住民の言語以外、スペイン語もできますが、ビデオは全てポルトガル語で話しています。ちなみに今月からマイラさんフィルターができたそうです。どうぞ皆さんもマイラさんフィルターでフェイスペイントを楽しんでみてください🙌😆 @cunhaporanga_oficial Pintei a @poranguinha_oficial com Urucum...

新型コロナウイルスで世界中の人たちが苦しんでいる中、なんとか力になりたいと行動に移す子供たちがいます。今日はそんなエピソードをいくつかご紹介したいと思います。 ミナスジェラエス州ベロオリゾンテ市在住のルカくん(7)は絵を書くのが大好き。外出自粛中、よく見かけるようになったホームレスに心を痛めます。そこで自分が書いた絵をネットで販売し、収益の一部でホームレスのために服や食料品を買いました。絵はそれぞれ10レアル(約1.8ドル)で、購入者には印刷して届けています。 テオくん(8)は、ゴミ箱を漁り、食べ物を探しているホームレスを見て、食料品と衛生用品の寄付を集めることにしました。コンピューターで張り紙を作成し、住んでいるマンションの入り口に貼りました。そして、近所のホームレスに寄付を届けました。 張り紙の訳:「外出自粛中、私たちは家にいなければいけません。今食べ物と衛生用品を必要としている人がたくさんいます。私たちは手伝うことができます(略)」 サンタカタリーナ州のペドロくん(5)は、お母さんが自分の古着を売って脊髄性筋萎縮症を持つ赤ちゃんに寄付するのを見て、自分も貯金箱を開けて234.30レアル(約42.6ドル)を寄付することにしました。 この寄付にブルーノくん(9)も参加しました。自分のおもちゃのミニカーHotwheelsコレクション(120個)をオークションに出し、2400レアル(約436ドル)を寄付しました。お父さんのジャイルソンさんによると「幼い頃から大事に集めてきたコレクション」とのこと。それでも脊髄性筋萎縮症を持って生まれた赤ちゃんは、友達の妹だったこともあり、助けたいという気持ちになったようです😌オークションで買い取ったのは75才のおばあちゃん、アルタイルさん。ブルーノくんの家まで行き、コレクションを見て写真を撮った後、全て返してあげたそうです。アルタイルさんは子供の素敵な行動に感動したようです❣️ 子供たちの他者を思いやる素直な気持ちには心が動かされます☺️ ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(10月7日現在)感染者:4,978,531人死亡者:147,759人 参考リンク: https://www.nsctotal.com.br/noticias/criancas-catarinenses-dao-exemplo-de-solidariedade-na-pandemia-de-coronavirus https://g1.globo.com/sc/santa-catarina/noticia/2020/06/18/menino-de-9-anos-leiloa-colecao-de-carrinhos-para-ajudar-bebe-com-ame-em-nova-trento.ghtml https://noticias.r7.com/jr-na-tv/videos/criancas-dao-exemplo-de-solidariedade-durante-a-pandemia-em-mg-11072020 https://gramhum.com/v/vendinhadoluca https://www.youtube.com/watch?v=WCu8aE1Zm0g #新型コロナウイルス #子供 #福祉活動 #寄付 #ホームレス #南米 #ブラジル          ...

ブラジル、リオ・グランデ・ド・スル州ポルトアレグレ市のセントロにある最も賑やかな大通りの1つ、Av. Senador Salgado Filho沿いに暮らすジェイムスさん(62)。そして、大通りの反対側でシェアハウスをする若者6人組。パンデミックでなければ生まれなかった心温まる友情物語をご紹介したいと思います✨ ブラジルではフェスタジュニーナと呼ばれる6月祭があります。火の聖人、結婚の聖人、雨の聖人に感謝し、麦わら帽子やチェックのシャツなど田舎者の格好をして楽しむお祭りです。またフォホーを踊ったり、フェスタジュニーナならではの食べ物を堪能します。 6月のある日、シェアハウスの6人組はフェスタジュニーナを家で開催しました。もちろん、自粛中なので外部の人は呼んでいません。ベランダ越しからその様子を見た一人暮らしのジェイムスさんは「楽しそうだな😌」と思い、思い切って若者たちに手を振り、声をかけました👋 それから、機会さえあれば、お互いに手を振るようになり、ジェイムスさんは自分の猫を紹介するために、猫を抱きかかえて現れることもあったそうです。 しばらくしてから、6人のもとに突然ホールケーキが届きます。頼んだデリバリーではないな・・と思った彼らはメモを見ると「6階に住む隣人の皆さん、将来友達になる皆さんへ。 今日は誕生日ですが、パンデミックなので1人で過ごしています。このケーキを食べて、一緒に祝ってください」と、差出人はなんとジェイムスさんでした! そこからジェイムスさんと若者たちの距離はグッと縮まります。電話番号を交換し、“6階+ジェイムス”というグループチャットを作りました。ジェイムスさんは自分が持っている本の写真を送って、貸してあげたり、ジェイムスさんは60歳を超えていて新型コロナウイルスで重症化するリスクが高いため、若者たちが代わりにスーパーへ行ってあげたり、まだ直接会えていませんが、友情は確実に育まれています☺️ ジェイムスさんたちが住む大通りはマンションがずらっと並び、同じマンションの住人でもなかなか友情が発展することはありません。パンデミックでなければ、この友情は生まれなかったのではないか、と彼らはコメントしています。 パンデミックが収束し一緒にコーヒーを飲める日を、今から首を長くして楽しみにしているそうです☕️✨ この心温まるエピソードはブラジル全国で話題になり、地元のテレビ局やラジオに取材されるだけでなく、短編の漫画にもなり、雑誌に掲載されました! 1日も早く、ジェイムスさんたちが一緒にコーヒーが飲める日が訪れますように🙏🌸 ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(10月5日現在)感染者:4,918,022人死亡者:146,417人 #新型コロナウイルス #外出自粛 #おうち時間 #ステイホーム #南米 #ブラジル #ポルトアレグレ #漫画化 #友情 参考リンク https://www.instagram.com/pablito_aguiar/ https://razoesparaacreditar.com/aposentado-bolo-aniversario-estudantes/ ...