07 May 意外なマスク姿?!ブラジルのマスク事情
5月3日、ブラジル リオデジャネイロの象徴であるキリスト像がマスク姿で現れました。新型コロナウイルスの予防対策として、マスクの使用を促すことが目的。ハッシュタグは #MascaraSalva (マスクが救う)。
背景には、リオ市では4月23日からマスク着用義務が定められたことがあります。リオに限らず、マスクの着用を義務化する動きはブラジル各地の市や州政府で広がっています。首都ブラジリアでは4月30日から義務化。サンパウロ州でも5月7日から義務化されました。
こうした中で、意外なマスク姿を街中で見かけるようになりました。そんな“珍”風景をいくつかご紹介します!
1つ目はマイケルジャクソンが「They don’t care about us」を撮影したことで有名なリオデジャネイロのファベーラ、サンタ・マリアにあるマイケルジャクソン像。鼻が出てしまっているのが、惜しい〜!!
2つ目はサントスにある、サッカーの王様ペレの像。マイケルジャクソンと違い、ちゃんと鼻まで隠れています!笑
3つ目はサンパウロのメトロ車両。マスクは各路線の色!可愛らしいですね ☺️
4つ目はマラカナンスタジアムの前、ブラジル代表のキャプテンとして、58年W杯に出場して初優勝に貢献した亡きベリーニ選手の像。
ベリーニ選手などリオのマスク着用の仕掛け人はリオ市。マスク着用義務が始まったとき、リオっ子たちが意識するように、街中の40体の像に布マスクをつけたそうです!そのうちのもう1体は、セントロにあるマハトマ・ガンジー像。マスクに市のロゴが付いているのが分かります。
朝日新聞の記事によれば、日本では、渋谷駅前の忠犬ハチ公像がたびたびマスク姿にされて、管理する区などが頭を痛めているようです。関係者は「マスク不足で困っている人に1枚でも行き渡るように、善意でも像に着けるのは控えて」と訴えているとか。
このように日本では問題として挙げられている現象ですが、ブラジルではもともとマスク文化がないので、マスク着用促進の良い手段として(リオ市のように行政がキャンペーンを企画してしまうくらい!)ポジティブに捉えられているのかもしれません!
参考リンク
https://jovempan.com.br/noticias/brasil/cristo-redentor-usa-mascara.html
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/region/ASN4V55TRN4TUQIP04K.html
ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(5月6日現在)
感染者:125,218人
死亡者:8,536人
#新型コロナウイルス #コロナ対策 #マスク #南米 #ブラジル #キリスト像 #マイケルジャクソン #ベリーニ #ペレ #メトロ車両 #Coronavirus #COVID19 #MascaraSalva