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昨夜行われたコパ・リベルタドーレス、グループD第5節、リーベル・プレート(アルゼンチン)対サンタフェ(コロンビア)戦。リーベル・プレートは試合前日までに、GK4名を含む20選手が新型コロナウイルスに感染し、試合に出場できる選手が11名しか残りませんでした。 代表歴があり、同チーム出身で2014年から監督を務めるガジャルドは負傷中のMFエンソ・ペレス選手をGKに起用し、ベンチ0名で試合に臨みました。

試合の結果はなんと2-1でリーベル・プレートの勝利!南米のメディアに限らず、ヨーロッパや日本のメディアでも「奇跡」「歴史的」な勝利だとして取り上げられました。 試合後、監督はペレス選手をGKとして起用した理由について「選手が11名しかいないのが分かっていた。負傷していたペレス選手が適任だと思った。彼しか選択肢がなかった。彼には自信を持ってもらう必要があったし、責任は僕にあると伝えた。試合を続けるためには、動ける選手が必要。彼に残された唯一の選択肢はゴール前に立つことだった。それでも勝てるという自信があった。中途半端な試合をする気はなかった。サンタフェを驚かせたんだ。」と語っています。

異例な状況でありながらも、監督は綿密に戦略を練り、その結果リーベル・プレートは試合開始5分で2得点を決めます。その後、1得点取り返されてしまいますが、リードを死守し、勝利を収めました。そしてコパ・リベルタドーレス、ベスト16進出に一歩近づきました。

チームの歴史に残る試合として、ペレス選手が使ったキーパーのユニフォームと手袋は、ミュージアムに保管されることになりました。 またペレス選手の活躍は、ブームを巻き起こし、GKとしてのユニフォームやマスコットが販売されるほど😳

リーベル・プレートとペレス選手の活躍ぶりは本当にあっぱれです👏✨

ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(5月20日現在)

感染者:15,815,191人

死亡者:441,864人

ブラジルのワクチン接種状況(5月20日現在)

1回接種:40,365,246人

2回接種:19,909,403人

参考記事

https://globoesporte.globo.com/rj/futebol/libertadores/jogo/19-05-2021/river-plate-independiente-santa-fe.ghtml

https://globoesporte.globo.com/futebol/futebol-internacional/noticia/milagre-heroico-e-historico-imprensa-mundial-exalta-enzo-perez-e-river-plate-na-libertadores.ghtml

https://globoesporte.globo.com/futebol/futebol-internacional/futebol-argentino/times/river-plate/noticia/gallardo-exalta-desempenho-do-river-plate-em-vitoria-na-libertadores-noite-magica.ghtml

https://www.uol.com.br/esporte/colunas/tales-torraga/2021/05/20/o-que-explica-a-vitoria-do-river-plate-ontem-mesmo-sem-goleiro-ou-reservas.htm?cmpid=copiaecola

#南米 #アルゼンチン #コロンビア #サッカー #南米サッカー #コパリベルタドーレス #リベルタ #新型コロナウイルス #新型コロナ #リーベルプレート #サンタフェ #ガジャルド #奇跡

5月16日、生物学者のセバスチアン・ディ・マルティノさんがアルゼンチン、チャコ州のエル・インペネトラブレ国立公園(Parque Nacional El Impenetrable)に流れるヴェルメホ川(Río Bermejo)をボートで移動していると、意外な動物に遭遇しました。30年前からアルゼンチンで絶滅しているはずのオオカワウソ(Pteronura brasiliensis )です。特にヴェルメホ川では100年前からこの動物を見かけていません。水面から顔を出した動物を見たマルティノさんは最初普通のカワウソ(Lontra longicaudis )だと思いましたが、鳴き声を聞いた瞬間ビックリ、最近アルゼンチンへ戻す目的でヨーロッパから連れて来たオオカワウソのカップルCoco&Alondraの鳴き声にそっくりだったのです!このつがいは環境に慣れさせるためコリエンテス市イベラ国立公園の池でモニタリングされています。
半信半疑で携帯電話で撮影していたところ、頭を水面から上げて胸の白いシミを見せました。「間違い無い!」白いシミはこの種類独特のものでした。

オオカワウソはブラジルのパンタナルとアマゾンの固有種であり、北はガイアナ、ベネズエラ、コロンビア、ペルー、南はパラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンの北部まで生息していましたが、アルゼンチンとウルグアイでは絶滅してしまいました。
南米で絶滅寸前になった理由は毛皮の輸出です。オオカワウソの毛皮は北米やヨーロッパで人気が高く、1904年から1969年まで輸出されていました。1940年代ではジャガーの皮より価格が高く、60年間で23,000,000匹が殺されてしまいました。
1975年にブラジルでは狩りが禁止されましたが、アルゼンチンでは手遅れでした。ブラジルでは20%まで減ってしまいました。

最近、個体数が回復している印があちらこちらで現れています。ソリモエンス川、ガイアナ、ボリビア、コロンビアなどで見かけられるようになりました。
オオカワウソは1.8メートル、33kgまで成長します。川では食物連鎖の頂点にいる捕食者です。15匹ほどの群れで昼間に狩りを行います。河岸に巣穴を作るので、河川の濁りと汚染はこの動物の保全に有害になります。
今回発見された一匹はパラグアイから1000Km移動して来たと思われています。マルティノさんの今後の課題は自然の中で自由に生きているこの一匹が殺されないように見守ることです。身勝手な人間の犠牲になっている多くの動物たちにエールを!

ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(5月18日現在)
感染者:15,735,485人
死亡者:439,379人

ブラジルのワクチン接種状況(5月18日現在)
1回接種:39,897,840人
2回接種:19,711,628人

#アルゼンチン #南米 #オオカワウソ #絶滅 #エル・インペネトラブレ国立公園

参考リンク
https://www.lanacion.com.ar/sociedad/chaco-encontraron-un-ejemplar-de-una-especie-que-se-creia-extinta-en-el-pais-nid18052021/
https://www.museu-goeldi.br/noticias/a-caca-predatoria-na-amazonia-e-a-recuperacao-das-ariranhas-do-rio-negro

ブラジル料理といえば大きな肉のかたまりを炭火で焼くシュラスコが有名で、ブラジル人はお肉大好きなイメージがありますが、サンパウロのスーパーでは最近、植物性由来の素材を使ったプラントベース食品をよく目にするようになりました。ベジタリアンやヴィーガン向けのレストランも増えています。

プラントベースミートの材料といえば、大豆やエンドウ豆、ひよこ豆ですが、Amazonika mundiのプラントベースミートにはアマゾン由来の材料が取り入れられています。アマゾンフルーツのカジューの繊維や、先住民がキャッサバ芋から作る調味料トゥクピ•プレット、アマゾンの唐辛子アシシ、アマゾンオリーブの油などです。これらの材料は、アマゾンでサステナビリティビジネスを展開する機関と提携して仕入れているそうです。また、売り上げの一部は先住民コミュニティに還元されています。食べることでアマゾンの保護に一役買えるのは嬉しいですね。

一口は百聞にしかず?で、Amazonika mundiの看板商品アマゾニカ•バーガーを食べてみました。材料表示を見ると、大豆やエンドウ豆の他に、カジューを絞った後の繊維、スーパーフルーツのアサイー、アシシ唐辛子が入っています。焼く前の色は普通の牛肉よりもちょっと色が薄い感じです。そして焼くと不思議!肉を焼いている匂いがするのです。味は、普通の肉とは違うなぁという感じはするものの、食感はひき肉そのもの。レタスやトマトと一緒にパンに挟んだら、もう肉じゃないことを忘れるレベルでした。知らずに食べていたら、きっと気づかなかったでしょう。

ベジタリアンやヴィーガンにならずとも、食事の一部にプラントベース食品を取り入れて楽しむのもいいですね。スーパーには、牛や鶏肉以外にプラントベースの干し鱈コロッケなんてものもありました。家ごはんに食べ飽きたかた、プラントベース食品にチャレンジはいかがでしょう。

ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(5月13日現在)
感染者:15,436,827人
死亡者:430,596人

ブラジルのワクチン接種状況(5月13日現在)
1回接種:37,744,357人
2回接種:18,807,027人

#ブラジル #南米 #ベジバーガー #プラントベース #ベジタリアン #ビーガン #ヴィーガン #Vegano #Vegetariano #humberger #アマゾン #サステナビリティ #インディオ #先住民 #Amazonikamundi

参考リンク
https://revistapegn.globo.com/Startups/noticia/2020/12/conheca-amazonika-mundi-que-usa-fibra-de-caju-e-insumos-da-floresta-para-criar-carne-vegetal.html

木村猛夫(タケオ)さん、伸枝(ノブエ)さんご夫婦がブラジル、セアラー州の小さな町へ息子と共に引っ越したのは、2019年半ばのことでした。トラック一台に洋服とイチジクの苗のみ乗せ、目の前に広がるサバンナに夢を抱き、降り立ちました。

当時猛夫さんは87歳、奥さんの伸枝さんは88歳で、ご高齢でした。すでに子供8人を育て、孫22人、曾孫12人に囲まれ、サンパウロ州タウバテー市で平穏な日々を送っていました。しかしある日、猛夫さんは家族を集め、2,730キロ離れた新天地である夢を実現したいと言いました。

それから2年が経ち、サバンナは青々とした15,000本のイチジク畑に変わり、その豊かな実りが今年話題になりました。娘の木村クリスチーナさんは「もちろん家族内で反対はありました。でも両親は自分たちを迎え入れてくれたブラジルに恩返しをしたいといつも語っていました。なにより、荒れたセアラー州の奥地で成功すれば、町の人々へ新たな希望をもたらすと言っていました。その決意は固く、ゆるぎないものでした。」と語ります。

現在の目標は2022年までにイチジク栽培を45,000本まで拡大することです。小さな町の人々の生活は、イチジク栽培の雇用ですでに変わり始めています。

「セアラー州のあの乾燥した土地を一歩踏み出した時、自分の選択は間違っていなかったと確信しました。ブラジルには悪い土地などありません。精魂込めて頑張れば必ず実ってくれる大地です。」と木村猛夫さんは言います。

木村猛夫さんは7月に89歳、伸江さんもその数日後90歳になります。しかし猛夫さんはすでに次のステップに向けて、動き始めています。地元の人たちにイチジク栽培方法を伝達し、ゆくゆくはイチジクを町を代表する生産物にしたいそうです。奥さんの伸枝さんも、地元の子供たちが通う事ができる学校の設立を考えています。

町の名はタブレイロ・ド・ノルテ。人口3万人弱の小さな町です。ほとんどの人が聞いたことのない町です。しかし近い将来、ブラジル一のイチジクの産地としてその名は知れ渡るかもしれません。この日系移民ご夫婦の名前が次世代に語り継がれてほしいものですね!

ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(4月28日現在)

感染者:14,446,541

死亡者:395,324


#南米 #ブラジル #ブラジル日系移民 #日系 #移民 #農業 #イチジク #イチジク栽培 #セアラー州

写真提供:Cristina Emi Kimura


参考リンク:https://claudia.abril.com.br/blog/conversa-de-vo/a-saga-dos-kimura-que-levaram-figos-e-prosperidade-para-o-nordeste/

https://diariodonordeste.verdesmares.com.br/regiao/casal-de-japoneses-de-87-anos-se-muda-para-o-sertao-do-ceara-para-realizar-sonho-1.3073311

リオデジャネイロ市の新型コロナウイルスによる死者数は2021年4月8日時点で21,436人、サンパウロ市に次いで全国で2番目に多くの死者が出ています。本業が理学療法士の車椅子フェンシング選手ファビアナ・ソアレスさん41才はリオデジャネイロ州立病院に勤務し、感染拡大以降、新型コロナ治療の第一線で戦ってきました。「数多くの命を救うこともできたけど、失った数も莫大です」とコメントするファビアナさん、新型コロナ治療においてICUでの理学療法士の役割は重要です。重症患者が人工呼吸管理を受けている間、リハビリの専門家が呼吸管理の支援、早期回復を促進するための機能の維持・改善に関わることが推奨されています。

パンデミックの影響でパラリンピックに向けての2つの大会がキャンセルされ、それまでに出場枠を獲得していなかったファビアナさんは、もう東京へ行くチャンスが無いと思っていました。ところが、今年に入ってアメリカ大陸地方大会(Campeonato Regional das Americas)が企画され、再びパラリンピック出場を夢見るようになりました。

ファビアナ選手は頭蓋骨癒合症をもって生まれ、生後1ヶ月で手術を受けました。また、左足の大腿骨が3.5cm短かったので、10才の時に治す手術をしました。しかし、手術がうまく行かず、3.5cmが8cmに悪化してしまいました。それでもスポーツが大好きで、片足が短くても健常者と一緒にホッケーを11才までやりました。車椅子フェンシングは始めてまだ6年です。2016年、リオのパラリンピックで車椅子フェンシングを見て、自分もあの舞台で戦いたいと夢見るようになりました。競技用の車椅子はオンライン寄付で買うことができたそうです。

フルーレでは国内で3回優勝、サーブルでは2回2位になりました。その結果、ブラジル代表に入ることができました。
2019年のパラリンピック選考大会でカナダの選手に負け、その後予定されていた2つの大会が中止になったことで、パラリンピックを諦めて2020年はコロナとの争いに集中しました。
今年に入って再びチャンスが現れ、期待が膨らみ、今は大会に向けて自宅で練習しています。チームもオンラインで集まるようになりました。ファビアナ選手は病院で働いているため、既にワクチンを2回接種済です。
医療現場とスポーツの両立は大変だと思いますが、ラストチャンスを掴み取りぜひ東京行きを決めて欲しいです。アメリカ大陸地方大会は5月、サンパウロで開催予定です。

ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(4月11日現在)
感染者:13,482,543人
死亡者:353,293人

ブラジルのワクチン接種状況(4月11日現在)
1回接種:23,286,249人
2回接種:7,052,402人

参考リンク
https://experience.arcgis.com/experience/38efc69787a346959c931568bd9e2cc4
https://agenciabrasil.ebc.com.br/esportes/noticia/2020-06/paratleta-se-divide-entre-combate-covid-19-e-treinos-de-esgrima
https://globoesporte.globo.com/paralimpiadas/noticia/atleta-e-vacinada-fabiana-soares-da-esgrima-em-cadeira-de-rodas-luta-por-vidas-e-a-vaga-em-toquio.ghtml

アマゾンは新型コロナウイルスの感染拡大で、まだまだ大変な時期ですが、アマゾンの巨大魚、ピラルク絶滅の危機から脱しました。1999年には約2500匹まで減少していましたが、厳しい漁獲制限を定めた持続可能な漁業プログラムのもと、2019年には190,0000匹以上まで増やすことができました。増加率はなんと約427%です。

ピラルク成魚の体長は2m〜3mほどですが、最大のものは4.5m、5.2mにもなります。南米アマゾン川流域に分布し、沼地や川の流れのゆるい部分に生息ています。うきぶくろから肺のように空気呼吸ができ、水面に口を出して息をします。肉食性で、主に小魚を捕食します。

ピラルクーはかつて伝統行事の重要な食材でした。1999年にピラルクが絶滅寸前となり、全国で釣りが禁止された際、自然保護区マミラワで回復プロジェクトの計画が始まりました。ぺルーのサン・ライムンド・ド・ジャラウア村で3年間かけて進められていたピラルクの研究を活用しています。年間の漁獲量を120匹まで減らしたら、魚数を守るだけではなく、逆に増やせる見込みでした。1,785名の地元漁師たちは、20年間、魚を数え、釣っても良い数の計算をして、制限を守ってきました。

現在、マミラワでは40の組合や協会が活躍しています。ピラルク漁業は地域の収入の90%を占めています。2020年に地域内で555トン、全州では5000名の漁師が2700トン捕獲しました。

現法律では、成魚の30%まで捕獲が認められています。そのため、ピラルクの環境を観察し、数を数える職業まで現れました。ピラルクの環境を観察する能力と知識は漁師が代々、子供に受け継いでいるものです。

ピラルクはやわらかくて味わいのある白身魚。南東部の高級レストランでも好まれるようになりました。2021年からブラジルのスーパーでも購入可能に。日本でも簡単に手に入る日が近いかもしれません!

余談ですが、ピラルクの鱗は爪やすりにもなり、アマゾン土産の定番です✨

ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(3月22日現在)

感染者:11,996,442人

死亡者:294,115人

ブラジルのワクチン接種状況(3月22日現在)

1回接種:11,805,991人

2回接種:4,160,093人



#南米 #ブラジル #アマゾン #ピラルク #絶滅危機 #漁業 #持続可能な漁業


参考リンク

https://www.uol.com.br/ecoa/ultimas-noticias/2021/03/19/projeto-de-manejo-salva-pirarucu-da-extincao-e-traz-de-volta-a-pesca-no-am.htm

https://www.mamiraua.org.br/documentos/4163f5aaff5d05e1a9e1804bb5e06307.pdf

https://g1.globo.com/am/amazonas/noticia/2019/10/24/contadores-de-pirarucu-recebem-certificacao-de-instituto-sustentavel.ghtml

約200,000人が暮らすサンパウロ市最大のスラム街エリオポリスの住民がシェア畑をはじめました。このエリアはコンクリートとレンガばかりで野菜を植える土地が無いため、家の屋上に畑をセッティングすることになりました。システムは水耕栽培、19メートルのチューブでできた壁に750株の野菜を栽培することができます。

このプロジェクトはアグロファベーラといい、全国の最も大きい10のスラム街の団体で構成されるG10が始めました。スラム街の女性たちに自宅やシェア畑で野菜を栽培する方法を教えることで、食料不足を補い、家庭内で栄養バランスのよい食事をとれるようにと考えられました。

最初は約100,000人が住むスラム街パライゾポリスで去年の10月に導入されました。当初はパンデミックで収入を失った人たちのためでした。こちらは土地があったため、水耕栽培と土に植える方法をミックスしました。900㎡のエリアに1800株、60種類の野菜を植えました。2カ月間で300Kgの野菜を収穫することができました。

このプロジェクトに登録している女性はFazendeiras Urbanas「都会の農婦」と呼ばれていて、植え方を覚えた後、苗を自宅へ持ち帰り育てます。

栽培した野菜の一部は毎日配られている5,000個の弁当の材料としても使われます。
G10では今後、1000軒の家の屋上にこうした畑を設置することを目標にしています。

#コロナウイルス #失業 #ファベーラ #エリオポリス #パライゾポリス #スラム街 #野菜#ブラジル #南米 #シェア畑

ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(3月4日現在)
感染者:10,796,506人
死亡者:261,188人

ブラジルのワクチン接種状況(3月4日現在)
1回接種:7,671,525人
2回接種:2,463,894人

参考リンク
https://www.facebook.com/ParaisopolisSP/videos/4265174740177442
https://www.instagram.com/agrofavela_refazenda/
https://www.facebook.com/AgrofavelaRefazenda/videos/2825034111070484
https://revistagloborural.globo.com/Um-So-Planeta/noticia/2021/02/maior-favela-de-sao-paulo-inaugura-horta-vertical-comunitaria-nesta-quarta.html

スーパーフードと言われる「アサイー」って聞いたことありますか?シャーベット状のものにバナナやシリアルをのせて食べるアサイーボウルがハワイでヒットし、日本でも話題になりました。アサイーの原産は実はアマゾン。今日はそんなアサイーの種でコーヒーを作ってしまった夫婦の話です。

土地なし農民だったペリナさんとロベルトさん夫婦は、30年前にパラー州パラウアぺバス市近辺の農地に働きに行きました。持って行ったわずかな食料品の中には日々の生活に欠かせないコーヒーも入っていましたが、アサイーの収穫に追われるうちに、わずかなコーヒーが底をついてしまいました。一番近い商店は60kmも離れており、一週間、又は15日間おきにしか買い物に行けないため、困ってしまいました。

ペリナさんは、アサイーの加工所に捨てられていた種に気が付き、コーヒーを作ってみることにしました。アサイーは全部で6種類ありますが、うち2つが食用として使われています。一番知られているのは紫、又は黒で、主にパラー州で収穫されています。白(アサイーチンガとも呼ばれています)はかなり珍しく、味もいいので値段も多少高いです。外側は真っ白ではなく、軽い緑色しています。一回目のコーヒー作りは失敗!白いアサイーを使ったため、苦みが強くなってしまいました。諦めないで黒い実の種に変えてみました。するとコーヒーに近い味を出すことができましたが、酸味が強く、最後に口に渋みが残るコーヒー豆にはない独特の味でした。30年に渡って作り続け、種の質や大きさ、形などを選別したり、焙煎を調整したりして、やっとコーヒーに近い納得のいく味にたどり着きました。

アサイーコーヒーの加工プロセスは4つ。種を洗い、乳棒でコロコロしながら種の周りに残るカスを取り出し、火で焙煎して挽きます。日中乾燥する時間を含めると24時間でできあがります。美味しくいれるには、普通のコーヒーより多めに粉が必要だそうです。

ペリナさんのコーヒーは辺りで有名になりました。2017年にとあるプロモーターがこの味に惹かれ、町のイベントで紹介しました。それがきっかけで人気が高まり、他の州でも知られるようになり、町の観光スポットになりました。4年前から申請していた特許も無事に取れ、近くの店で販売もしています。最近、新メニューのカプチーノにも挑戦しているそうです。

パラウアぺバス市へ行ったら、是非味見してください。このコーヒーの良さは繊維が含まれていて、ノンカフェイン。健康的ですね。

ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(2月18日現在)
感染者:10,028,644人
死亡者:243,610人

ブラジルのワクチン接種状況(2月19日現在)
1回接種:5,614,633人
2回接種:883,379人

#コーヒー#アサイー#パラ州#ブラジル#南米

参考リンク
https://www.uol.com.br/nossa/noticias/redacao/2021/02/17/provamos-o-cafe-de-acai-e-mais-acido-e-da-um-travo-na-boca.htm
https://www.youtube.com/watch?v=uzPjmwlnHJw
http://nectardaserra.com.br/blogquick/conheca-os-diferentes-tipos-de-acai/

ブラジルでは1月17日に2種類の新型コロナワクチンの緊急使用が承認され、全国で接種が始まりました。コロナ治療に携わる医療関係者を皮切りに、年齢の高い人から順に一般市民の接種も始まっています。およそ1年に渡る自粛生活を経て、待ち望んだワクチン。おじいちゃん、おばあちゃんたちの喜びの様子をご覧下さい。

   “愛車”の馬車でやってきた90才


ゴイアス州のジュアレスさんはドライブスルーのワクチン接種に馬車でやってきました。
馬を愛し、普段から馬車を交通手段にしているジュアレスさん、この記念すべき日に馬車以外は考えられなかったとのこと。普通このくらいのお年だと、子や孫の運転する車で来るんですけどね。カウボーイハットもお似合いです!

  嬉しくて踊っちゃったおばあちゃん85才


ダンスでワクチンの接種会場を沸かせたのはブラジリアのデリージアさん。85才とは思えない軽やかなステップで、その場にいた保健師たちをハッピーな気持ちにさせました。一緒に住む娘のマリアさんは、このエネルギーあふれるお母さんを家に閉じ込めておくのに一苦労だったそう。自粛生活はもう少し続ける必要がありますが、これで少しほっと一息できますね。
https://g1.globo.com/df/video/idosa-danca-catira-em-posto-de-vacinacao-no-df-para-comemorar-primeira-dose-contra-covid-19-9260396.ghtml

ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(2月14日現在)
感染者:9,833,965人
死亡者:239,294人

ブラジルのワクチン接種状況(2月14日現在)
1回接種:5,072,729人
2回接種:214,943人


#新型コロナウィルス#コロナ対策#南米#ブラジル#Coronavirus#COVID19#vacina#ワクチン#高齢者#ドライブスルー#ダンス#coronavac#コロナバック#コビシールド#oxfordaztrazeneca

参考リンク
https://g1.globo.com/go/goias/noticia/2021/02/12/idoso-de-90-anos-vai-de-charrete-se-vacinar-contra-a-covid-19-em-piracanjuba.ghtml
https://g1.globo.com/google/amp/df/distrito-federal/noticia/2021/02/11/idosa-danca-ao-receber-vacina-contra-covid-19-e-espalha-alegria-em-posto-de-imunizacao-no-df-veja-video.ghtml

それほど裕福ではない家庭で育ったワラセさんは、10年前、公立高校に通っていました。将来の夢は医師になること。しかし、公立の学校の勉強だけでは国公立大学の医学部に合格するのは難しいと感じていました。

ワラセさんは「医師になりたいと思っていますが、難しいです。公立学校に通っていて、できることが限られています。でもやる気はすごくあるんです」と当時塾を経営していたマルコスさんに相談をします。何のために医師になりたいんだと聞くと「人の命を救うため」とワラセさんは答えたそうです。マルコスさんはこの時の返事に心を動かされ、塾の奨学金をオファーすることにしました。

ワラセさんは努力を怠りませんでした。毎朝7時10分に塾に着くため、4時40分に起きてバスに乗りました。そして、2012年に医学部6つに合格して、晴れて医師になりました。

ワラセさんと恩師のマルコスさんが最後にあったのは3年前、ワラセさんが大学を卒業した時です。

去年8月、二人は思わぬところで再会します。ゴイアニアの仮設病院です。マルコスさんは新型コロナウイルスに感染し、肺の80%に機能障害を起こしていました。マルコスさんは「最初はワラセだと思いませんでした。天使だと思ったんです。ワラセに扮した天使。僕が心から信頼している少年を天使として神様が送ってくれたんだ、と思いました」とその時のことを振り返ります。

ワラセさんは「先生は僕が言ったことを覚えてますか?たくさんの命を救うと。僕はあなたの命を救います」と入院中のマルコスさんに声をかけました。マルコスさんは、この言葉で希望を見出し、病気に負けないぞ!と思ったそうです。

マルコスさんはワラセさんのおかげで新型コロナウイルスから回復し、10月に無事に退院しました!

思いも寄らない形で恩返しできたワラセさん。マルコスさんも無事に回復して本当によかったです☺️✨

ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(1月14日現在)

感染者:8,270,655

死亡者:206,188

#新型コロナウイルス #恩師 #恩返し #医療従事者 #パンデミック #南米 #ブラジル

参考リンク

https://g1.globo.com/go/goias/noticia/2020/12/28/professor-se-cura-da-covid-19-apos-ser-tratado-por-medico-a-quem-deu-bolsa-de-estudos-em-goiania.ghtml