04 May マウリシオ・デ・ソウザ ‐ 手洗いソング
ブラジルの国民的漫画・アニメーション作品「モニカ&フレンズ」の感染症予防促進動画『手洗いソング モニカ&フレンズ』の日本語と英語のカバーが制作され、5月1日(金)にYouTubeチャンネル「Monica Plus」で公開されました。4日の時点で、すでに24000回以上再生されています。
もともとこの動画は、約10年前の「豚インフルエンザ」が流行した際に制作されたものです。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ブラジル国内において再配信され、とても話題になりました。
「モニカ&フレンズ」のキャラクターが登場し、歌って踊って楽しみながら予防の重要性を学ぶことができる動画になっており、日本語版・英語版がMSP JAPAN (日本・アジア圏における「モニカ&フレンズ」の著作権を管理する日本法人)によって制作され、日本・アジア圏に向けて公開されました。5月5日から、モニカ&フレンズのメインチャンネル「Turma da Monica」でも公開される予定です。日本語版と英語版を歌っているのは、美声女ユニットのelfin’(エルフィン)です。
作者のマウリシオ・デ・ソウザ氏について
手洗いソングの外国語バージョンとして日本語が選ばれたのは、作者のマウリシオ・デ・ソウザ氏が親日家であり、日本との関わりが深いことが背景にあります。
1984年に日本の”マンガの神様”と呼ばれている手塚治虫氏とブラジルで出会い、意気投合し、いつか共に作品を制作する約束をしました。手塚氏の死によって、約束が果たされることはありませんでしたが、2012年に手塚氏のキャラクターがモニカたちと平和を求め、アマゾンで闘う物語を描きました。これは、日本国外で手塚漫画のキャラクターの使用許可が下りた初の事例となりました。
その他にも、マウリシオ氏のキャラクターの1つであるティラノサウルス「オラーシオ」は、1975年にサンリオの機関紙「いちご新聞」の表紙を飾りました。また2016年には「オラーシオとハローキティ」という連載が同誌に掲載されました。また、オラーシオはティー・エスファームが販売する深谷ねぎ「葱王」のブランドキャラクターにも採用されています。
2008年、ブラジル・日本移民百周年の時にはイメージキャラクター「チカラ」と「ケイカ」をデザインしました。
こうした活動より、2013年には漫画を通じて日本文化を広めることに貢献したとして旭日小綬章を受賞しました。
マウリシオ氏の日本に対する思いが、今回の「手洗いソング」日本語版制作に繋がったのだと思います。とても嬉しいですね!
ちなみにマウリシオ氏は「モニカ&フレンズ」の他、サッカー選手をよく題材として扱っています。70年代にペレのキャラクターを描いて以来、様々な有名選手を描いています。例えば、ネイマール、ロナウジーニョ・ガウーショ、ロナウド、マラドーナなど。
参考リンク
https://megabrasil.jp/20161210_32966/
https://online.stereosound.co.jp/_ct/17360973
https://www.neymar-fan.com/1173.html
ブラジルの新型コロナウィルス感染状況(5月3日現在)
感染者:101147人
死亡者:7025人
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