11 May 予防注射から卒業式までドライブスルーのアイデアいろいろ
新型コロナ感染対策で「ソーシャルディスタンス」という言葉が日本でも使われるようになりましたね。社会的距離を確保し、人と人との接触を極力減らすことが提唱されています。
ブラジルではソーシャルディスタンスを守りながら生活のアレコレを解決するために、様々なドライブスルーのアイデアが生まれています。
●インフルエンザの予防注射
これから冬を迎えるブラジルでは政府によるインフルエンザの無料予防注射がはじまりました。
医療センターに人が密集することを避けるため、いくつかの市ではドライブスルーで予防注射を実施しています。インフルエンザの症状は新型コロナに似ていますが、予防注射をしておくことでインフルエンザの可能性を除外することができますし、新型コロナ以外で病院に行く人を減らすためにとても重要です!
●サプライズ誕生日パーティー
外出自粛中に7歳の誕生日を迎えたベチーナちゃん。お母さんに誘われて家の外に出てみると、たくさんの車が列をなしクラクションを鳴らしています。よく見ると車には親戚の伯母さんやおばあちゃん、学校のお友達の姿が!これはお母さんが娘のために仕掛けたドライブスルーパーティ。たくさんの「おめでとう」とプレゼントをもらって、ベチーナちゃん嬉しそうですね!
ドライブスルーパーティのビデオはこちらのリンクからどうぞ。
●公証役場で結婚手続き
公的な書類を発行する公証役場も、ドライブスルーでサービスを行っています。リオデジャネイロの第15公証役場では、このパンデミックの最中に事実婚の手続きを行うカップルが現れました。マルコスさんとパトリシアさんは付き合って7ヶ月、外出自粛中でも事実婚の手続きが出来ると知り、善は急げとやってきたのだそう。パンデミックが収束するまでにコロナ離婚となりませんように。末永くお幸せに!
●神父さんに罪の告白
キリスト教では、教会内の狭い部屋に入り神父さんに自分の罪を告白して許しを乞う「告解」という行為があります。サンタカタリーナ州のある教会では、神父さんのはからいでドライブスルー告解を実施しました。これなら密閉•密接にならずに安全に罪の告白が出来ますね。
●大学の卒業式
ブラジル教育省は新型コロナ感染拡大による現場の人手不足を懸念して、必要学科の75%以上を終了している医学部や看護学部など医療関連の学生の卒業を早めることを許可しました。卒業式が出来ないこのご時世、卒業証書の受け渡しはドライブスルーで行われました。人の命を守る素晴らしい職業を選んだみなさん、現場は大変だと思いますが若いパワーで新型コロナウイルスに立ち向かってください!
ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(5月10日現在)
感染者:162,699人
死亡者:11,123人
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