17 Jun 失業者を助けたい−履歴書のデリバリー
コロナ禍、失業者を助けたいという思いから、無償でボランティアとして履歴書のデリバリーを行なっている男性がブラジル南部リオグランデ・ド・スル州ポルトアレグレ市にいます。カルロスさん(38歳)は失業者から履歴書を預かり、募集していそうなところへ届ける活動をしています。
6月初めの時点で、カルロスさんはすでに2000以上の履歴書を預かりました。失業者の自宅まで自ら取りに行った履歴書だけでなく、メールやSNSを通じて送られてくる分もデリバリーしています。それ以外にも、面接や履歴書の書き方などのアドバイスを行っています。また失業者たちとメッセンジャーアプリを通じて連絡を取り合い、求人情報があれば共有しています。
カルロスさんのモチベーションは自身の失業経験。「2年間無職でした。だからどれだけ大変か分かります。当時の僕がなかったものを提供しています。特に移動できない場合、アドバイスとか手助けがどれだけ必要か身に染みて分かっているから」とカルロスさんは語ります。
カルロスさんは普段市役所で働く公務員。それでもカルロスさんは「できる時は、いつもこの活動をしています。仕事の前や通勤途中、お昼休憩、週末も。たくさんの履歴書を受け取っているので、僕はやめられません。全ての履歴書を届けることが目標です」と言います。
カルロスさんの努力の甲斐もあり、なんと38人が再就職に成功したそうです✨👏
ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(6月17日13時現在)
感染者:934,769人
死亡者:45,585人
参考リンク
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