世界遺産でスケートボード: 目指すは東京五輪!

世界遺産でスケートボード: 目指すは東京五輪!

東京五輪の開催延期が決定しましたが、そんな中、ブラジルではオリンピックに向けて制作されたスケートボード・ドキュメンタリー「コンクリート・ドリーム(Concrete Dreams)」が予定通りRed Bull TVで6月10日に公開されました!

https://www.redbull.com/br-pt/skate-pedro-barros-sonhos-concretos


このドキュメンタリーはブラジルスケートボード代表のペドロ・バロス選手(世界ランキング4位)とムリロ・ペレス選手(世界ランキング16位)が建築家オスカー・ニーマイヤーの世界遺産で滑る様子を撮影したものです。建築とスケートボードの美を究極追求した映像だと評価されています。撮影は外出自粛が始まる前、昨年12月から今年2月の間に行われ、監督もカメラマンもスケートに馴染みのあるスタッフで構成。Hugo Haddad監督は選手たち自身が携帯でとった映像やVHSでも撮影し、デジタルとアナログ映像が混ざった作品になっています。


この撮影を許可したニーマイヤー財団のカルロス・ニーマイヤー氏は「スケートとニーマイヤーの建築のインタラクションは最初から素晴らしいと思っていました。ゆるぎない自由な動き、チャレンジャー精神や創造力はスケートのエッセンスですが、そのままニーマイヤー建築に当てはまる形容詞です。」と絶賛しています。

バロス選手は12歳でスケートボードを始め、世界トップクラスの選手になりました。首都ブラジリアの建築を見て育ったため、国会議事堂や大聖堂で滑ることはまさに長年の夢だったそうです。「一番嬉しかったのは国会議事堂の上で滑っているのを警備員が誇らしくみてくれたことですね。」とバロス選手は語っています。それはブラジルで90年代禁止され、長い間白目で見られていたスケートボードがオリンピック種目になったこと、世界遺産で滑ることができるほど、誇れるスポーツへ変化した歴史を物語っています。

「夢を見るのが大好きです。そこから希望が生まれます。」と現在外出自粛中のバロス選手は語ります。新型コロナウイルスの影響で大会がキャンセルになってしまったため、五輪出場はまだ確定していませんが、バロス選手とペレス選手は現在のランキングをキープすれば、東京五輪で滑る可能性大です!世界遺産で滑るという夢を一つ叶えた現在、今度は東京五輪という大舞台に向けて夢を膨らまし、滑りはじめています✨


ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(6月22日13時現在)

感染者:1,090,349人

死亡者:50,737人


#東京五輪 #東京オリンピック #オリンピック #ドキュメンタリー撮影 #スケートボード #スケボー #オスカーニーマイヤー #建築 #外出自粛 #ブラジル


参考リンク:

https://www.skataholic.com.br/2020/06/sonhos-concretos/

https://oglobo.globo.com/rio/bairros/veja-as-fotos-nas-instalacoes-de-niemeyer-24482606

https://www.redbullcontentpool.com/international/AP-249M62JKH2111

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