06 Jul 「太陽の神」に新型コロナウイルスの収束をお祈りするクスコ人
クスコで行われる4つの祝賀のうち、インティ・ライミ (Inti Raymi)と呼ばれている『太陽の祭』は、最も重要な儀式とされています。最初の『太陽の祭り』は1412年に開催され、1535年にスペイン人征服者とカトリック教会によって禁止されました。1944年にインティ・ライミは再建され、かつての開催地だったクスコ中心部から2km離れたサクサイワマン(Saksaq Waman)という宗教設備にて、毎年6月24日に行われるようになりました。国内外からの観光客80,000人以上が集まる行事です。
今年は新型コロナの影響で、儀式は無観客、ネットのみで配信されました。役者はマスクをせずに演じましたが、それぞれ距離を保っていました。
儀式では新型コロナウイルスの収束を願う様子が見られました。その中からいくつかコメントを抜粋いたします。
27:17〜 「人々は病気で泣いています。子供と大人を殺しています」と言い、一人の祭司がコカの葉を燃やしました。
37:43〜「偉大な父なる太陽、世界の痛みを終わらせるため、あなたの最愛の黄金の髪をお送りください、私たちはひざまずいてあなたにお願いします」とインカ皇帝役が懇願します。
下記のリンクより儀式の全編を見ることができます!ぜひご覧ください✨
https://www.facebook.com/emufec/videos/277390283464269/
またこの日、クスコ市の誕生日も合わせて祝われました。カトリック教会のミサが朝7時より行われ、その後市長や警察、消防団が市とともにインカ族の旗を上げました。そして『太陽の祭』の儀式は12時にスタートしました。
ブラジル 新型コロナウイルス感染状況(7月6日13時現在)
感染者:1,613,351 人
死亡者:65,120人
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参考リンク
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