24 Jul DriveThru.Art ドライブスルー展覧会
コロナ禍、不要不急の外出を控え、三密を避け、ソーシャルディスタンスを保つように推薦されていることから、博物館や美術館、ギャラリーに行けず、そうした場が恋しい人も多いのではないでしょうか。
ブラジルサンパウロでは、先週17日より”DriveThru.Art”という展覧会が始まりました。その名の通り、ドライブスルーの展覧会です!8000㎡の倉庫が会場となっており、ブラジル人現代美術家18名の作品が展示されています✨
作品は写真や映像、絵画、デジタルアートなど。いずれも車から見ることが前提で、車と作品の距離は約16m。そのため作品はどれも高さ約10mと巨大です👀
通常であれば作品の情報や解説は、作品とセットで展示されることが多いですが、今回は携帯電話でQRコードを読み込むと作品の情報にアクセスできます。また携帯電話で音声ガイドを聞きながら、作品鑑賞できるようになっています。ルートに従って鑑賞するため、各作品の鑑賞時間は2分と定められています!
展覧会は予約制となっていて、会場に入れる車の数も最大20台に制限されています。車から出ないとはいえ、安全のため入場時には体温を測ります。車を持っていない人も、展覧会側が用意している、コロナ対策に細心の注意を払ったドライバー付きの車で鑑賞することができます。ドライバーは頭から爪先まで防護服を着用しており、お客さんが変わるごとに、車内を消毒します。少し異様な光景です…!
キュレーターのルイス・マルフ氏は、コロナでギャラリーや美術館が閉まっていて、アートを取り戻したいという気持ちから、ドライブスルーの美術展を発案したと言います。「(ギャラリーや美術館に)気軽に行けた時はそんなに重きを置かなかったのかもしれないけど、今はすべて閉まっているでしょ?全部閉まっていて、私たちは(そういう場が)恋しいって気付いたと思う」
巨大なスクリーンに映し出された作品、携帯電話を活用しながら鑑賞、通常であれば自分のテンポで作品を鑑賞できるところ時間制限付き、完全防備のドライバー付きの車…これがニューノーマル時代の展覧会なのかもしれません。外出自粛中の気分転換になるだけでなく、新しい体験になって面白そうです😆
展覧会の様子は公式インスタグラムで公開されています。ぜひ興味のある方はチェックしてみてください🎵
https://www.instagram.com/drivethru.art/
ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(7月24日現在)
感染者:2,303,661人
死亡者:84,440人
#新型コロナウイルス #コロナ対策 #外出自粛 #ドライブスルー #展覧会 #ニューノーマル #南米 #ブラジル #drivethruart
参考リンク
No Comments