30 Sep 外出自粛中一躍昇進したワンちゃん
5月、雨のある日、エスピリト・サント州セーラ市にある自動車ディーラーに1匹のキャラメル色の雑種犬が入ってきました。この店は新型コロナウイルス感染予防対策をとりながら、営業していたところでした☔😐やせ細った、びしょ濡れの犬を見て、支店マネージャーのエメルソン・マリアノさんは心を痛め、寝床を作り、水とエサを与え、一晩休ませることにしたのが全ての始まりでした。
パンデミックにより客足がまだ少ない時期、この犬はスタッフ全員の気持ちを和ませるだけでなく、団結力を高めました。犬は販売している新車の名前からツーソン(Tucson)と名付けられました🚗🚓😁獣医さんによるとオスの雑種犬で約一歳だそうです。
エメルソンさんはちょうど会社がペットフレンドリーのキャンペーンを行なっていたため、ツーソンを正式に「従業員」として迎え入れる説得をします。インスタグラムに「今月の目標達成頑張ろうワン!」とアップしたところ、瞬く間にヒット😯ツーソンを一目見るためにお店によるお客様もいて、支店全体を盛り上げてくれました🙌7月下旬、会社のブラジル副社長が直々に支店を訪問し、ツーソンを販売コンサルタント(正式にはワンサルタント!)に昇進します👏👏😂
現在ツーソンは海外のメディアにも取り上げるほど会社の「顔」となり、フォロワーは約16万を超え、今でもアクセス件数は上昇中です!会社勤め(?)する傍ら、今度は動物保護大使としての役も担い、里親募集やペットフード寄付など募るキャンペーンでも活躍しています。(https://www.instagram.com/p/CFc7FKjH5Oa/)
エメルソンさんは「寄せられた多くのメッセージから、ツーソンが新型コロナウイルスで親しい人を失ったり、外出自粛生活でうつ病になったりした人たちの心の拠り所となり、励ましたのだと初めて知りました」と語ります。
ツーソンのインスタグラムは最初迷い込んだ時から、店員たちのツーソンの家作り、予防接種のビデオやしつけの日常などが分かるようにアップされています。フォロワーは変化のない自分の自粛生活の中で、ツーソンが日々成長していく過程に感動したのでしょうか。このようにロマンチックに思うのは人間ゆえの感覚でしょうか。当のツーソンは「やばいワン!今月の目標達成まだだ!ドッグビスケットをもらえない!みんな頑張ろうぜ!」と今日もスタッフにゲキを入れているのが本音かもしれません🤣🤣🤣
ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(9月30日現在)
感染者:4,787,637人
死亡者:143,243人
#新型コロナウイルス #ペット #雑種犬 #動物の里親 #外出自粛 #南米 #ブラジル
参考リンク:
https://www.instagram.com/tucson_prime/?hl=es
https://www.mirror.co.uk/news/weird-news/stray-dog-who-keeps-visiting-22495840
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