05 Mar スラム街で垂直農法 – アグロファベーラ
約200,000人が暮らすサンパウロ市最大のスラム街エリオポリスの住民がシェア畑をはじめました。このエリアはコンクリートとレンガばかりで野菜を植える土地が無いため、家の屋上に畑をセッティングすることになりました。システムは水耕栽培、19メートルのチューブでできた壁に750株の野菜を栽培することができます。
このプロジェクトはアグロファベーラといい、全国の最も大きい10のスラム街の団体で構成されるG10が始めました。スラム街の女性たちに自宅やシェア畑で野菜を栽培する方法を教えることで、食料不足を補い、家庭内で栄養バランスのよい食事をとれるようにと考えられました。
最初は約100,000人が住むスラム街パライゾポリスで去年の10月に導入されました。当初はパンデミックで収入を失った人たちのためでした。こちらは土地があったため、水耕栽培と土に植える方法をミックスしました。900㎡のエリアに1800株、60種類の野菜を植えました。2カ月間で300Kgの野菜を収穫することができました。
このプロジェクトに登録している女性はFazendeiras Urbanas「都会の農婦」と呼ばれていて、植え方を覚えた後、苗を自宅へ持ち帰り育てます。
栽培した野菜の一部は毎日配られている5,000個の弁当の材料としても使われます。
G10では今後、1000軒の家の屋上にこうした畑を設置することを目標にしています。
#コロナウイルス #失業 #ファベーラ #エリオポリス #パライゾポリス #スラム街 #野菜#ブラジル #南米 #シェア畑
ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(3月4日現在)
感染者:10,796,506人
死亡者:261,188人
ブラジルのワクチン接種状況(3月4日現在)
1回接種:7,671,525人
2回接種:2,463,894人
参考リンク
https://www.facebook.com/ParaisopolisSP/videos/4265174740177442
https://www.instagram.com/agrofavela_refazenda/
https://www.facebook.com/AgrofavelaRefazenda/videos/2825034111070484
https://revistagloborural.globo.com/Um-So-Planeta/noticia/2021/02/maior-favela-de-sao-paulo-inaugura-horta-vertical-comunitaria-nesta-quarta.html
No Comments