写真で食料を届けたいー写真家たちの活動

写真で食料を届けたいー写真家たちの活動

長引くパンデミックでブラジルでは食べるものにさえ困る人が増えており、社会問題になっています。満足に食事がとれていない人は1900万人にのぼり、ブラジル家庭の半数以上が食事に対して不安を抱えているという調査結果もあります(Rede Penssan)。

そんな中、写真で食料を届けようというキャンペーン「150 fotos para SP(150 photos for São Paulo)」が行なわれています。150人の写真家が1作品ずつ写真を寄付し、それを200レアル(約3000円)で販売、売り上げは慈善団体Treino na Laje(トエイノ•ナ•ラージ)に寄付され、セスタ•バジカ(米、フェイジョン、パスタなどの基本食材の詰め合わせ)となって、貧困家庭に配布されます。
キャンペーンは6月10日まで、写真は20x30cmに印刷されて購入者に届けられます。
https://www.150fotosparasp.com.br/

このキャンペーンは、イタリアのロンバルディア州で新型コロナ感染が拡大した時に行なわれた100 Phtographers for Bergamoからヒントを得ています。サンパウロの第一弾は昨年5月に行なわれ、15日間で約300,000レアル(約600万円)を募ることができました。このお金は1800個のセスタ•バジカに換えられ、貧困地域の家庭に配られました。

このような活動はバイーア州やミナス•ジェライス州でも行なわれています。自分の得意なことで社会に貢献する写真家たちの活動、素敵ですね。

ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(5月23日現在)
感染者:16,083,573人
死亡者:449,185人

ブラジルのワクチン接種状況(5月23日現在)
1回接種:41,961,572人
2回接種:20,659,187人

#新型コロナウィルス #コロナ対策 #南米 #ブラジル #Coronavirus #COVID19 #photo #treinonalaje #fotografia #150fsp

参考リンク
https://vejasp.abril.com.br/cidades/150-fotos-para-sp-fotos-renda-cestas-basicas/
https://agenciabrasil.ebc.com.br/geral/noticia/2021-04/pesquisa-revela-que-19-milhoes-passaram-fome-no-brasil-no-fim-de-2020

No Comments

Post A Comment