オリンピック選手村で話題のチョコレート

オリンピック選手村で話題のチョコレート

1929年から日本人移民が開拓してきたパラ州トメアス市で生産されているカカオは、その生産量の50%にあたる約450トンが日本へ輸出されています。そのトメアス産のカカオだけを使って作られたチョコレートが、東京オリンピックのオフィシャル認定を貰い、選手村で売られています。

トメアスのカカオは、1980年代から日系人が導入したアグロフォレストリーシステムで生産されています。アマゾンの原生植物と農作物を自然の森に近い環境で栽培する、持続可能な農業システムです。
さらに2019年7月に、ブラジル国立産業財産権院(INPI)から産地保証マークを獲得しました。ある地域で伝統的に栽培されている農産物、又は地域特有の商品、サービス、料理などにのみ与えられるマークで、厳しい品質管理が求められます。シャンパンの様に一つのトレードマークになり、他の地域で生産されたカカオと差別できるようになりました。
アマゾンの日系人が生産したと分かるカカオは、持続可能をテーマにした東京オリンピックの理念に沿うと、日本では感じたようです。

「このマークはトメアスの農家の献身の歴史全てを表しています」と文化協会ACTAの会長であるシルビオ柴田氏は誇り高く語りました。

明治ザ・チョコレートBRAZILはスーパーなどでも買えるようです。他にもペルー、ベネズエラ、ドミニカ共和国のカカオバージョンがあり、味比べも楽しそう。見かけたらぜひ食べてみてくださいね。

#ブラジル #アマゾン #カカオ #移民 #トメアス #アグロフォレストリー #持続可能 #チョコレート #東京オリンピック

ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(8月1日現在)
感染者:19,935,132人
死亡者:556,886人

ブラジルのワクチン接種状況(8月1日現在)
1回接種:100,871,923人
2回接種:41,486,498人

参考リンク
https://cultura.uol.com.br/cenarium/2021/07/29/173126_chocolate-feito-com-cacau-exportado-do-para-recebe-selo-das-olimpiadas-de-toquio.html
https://alavoura.com.br/colunas/indicacao-geografica/cultura-japonesa-no-dna-o-grande-diferencial-do-cacau-de-tome-acu/

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