17 Jan ルビー・フォーファ:養子になった犬は、バイク便に乗って
ルビー・フォーファちゃんは、ヘルメット、サングラス、リュックなどを身にまとい、バイカーの格好をして、9年前から飼い主のミゲルさんのバイク便の配達やお出かけに同行しています。今では13万6千人もフォロワーがいる有名人です。
ルビーちゃんとミゲルさんの出会いは2013年。雨に濡れ、車の下で怯えているルビーちゃんをミゲルさんが発見しました。それ以来、ミゲルさんとルビーちゃんはいつも一緒です。
ミゲルさんが仕事に出るたびに、いつもルビーちゃんは付いてこようとするので、配達に一緒に連れて行くようになりました。ミゲルさんいわく「日常を載せるSNSのアカウントを作ればいいのに、といつも友達に言われていました。アカウントを始めて5年が経ち、たくさんのフォロワーができました」
ルビーちゃんとの出会いがきっかけで「ルビーちゃんがエサやチキンを食べている一方で、道にはお腹を空かせ、寒い思いをしている動物たちがいるんだ」と、他の野良犬について考えるようになりました。それから、サンパウロでデリバリーの配達をする際、道中で野良の動物やホームレスを助けるようになりました。ミゲルさんは「給料があまり高くない、バイク便の僕でも、何かしら手助けはできる」と思ったそうです。
SNSで話題になったことで、ペットフードの会社とタイアップも実現しました。毎月、約150キロのペットフードを寄付しています。「コロナ禍で寄付を増やしました。普段よりも野良犬の助けが少ないと感じたからです。それだけでなく、失業率が高くなり、ペットにエサを上げられなくなった人たちも増えました」。配達の道中で、ペットフードを入れた小さな袋を配るだけでなく、パンデミックの影響で経済的に苦しい状況にある人たちに対して、ペットフードを支給するようにもなりました。
この活動は「ルビー・フォーファ・プロジェクト」と名付けられ、これまでに5トン以上のペットフードを寄付しました。またオリジナルグッズを販売して、活動資金に充てています。
二人の活動は@rubyfofa(インスタグラム)で見られるので、ぜひチェックしてみてください:)
これからも頑張って!
#南米 #ブラジル #サンパウロ #保護犬 #ボランティア #バイク便
参考
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