15 Jul おじいちゃん、おばあちゃんの音楽リクエスト
人は誰でも思い出に残る歌があります。こうした考えから、リオ市内の老人ホームや介護施設を対象に「音楽リクエストにお答します!」というプロジェクトが3月下旬にスタートしました。新型コロナ感染拡大で外部と遮断された生活を送っているお年寄りたちが少しでも心温まる一時を過ごせるようにと始まりました😊😆
歌うのは同じように外出自粛中の歌手たちで、ホームに入っているおじいちゃん、おばあちゃんがリクエストすれば、リクエスト曲を歌ったビデオが届くというものです。レデントール介護施設にいるニウダさんもその一人。リクエスト曲は、ロベルト・カルロスのComo é grande o meu amor por você (1967)。「この歌が大好きなの。まるで側で歌ってくれているようだわ。私だけのためにこんな風に心を込めて歌ってもらえるなんて。嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいです。」と語ります。また同施設のレジーナさんのリクエストは1916年に作曲され、今でも有名なピシンギーニャのCarinhoso。「主人がね、よく歌ってくれていたの」と微笑みながらコメントしています💖😙
発案者は音楽プロデユーサーのJules Vandystadtさん(30歳)。「リクエストされる曲はその人の記憶にある、その人の人生そのものなのです。」と説明しています。普段はNGO団体Cantareirosを率いて、病院や孤児院など訪れて歌っています。コロナの感染拡大で、特に外部とは閉ざされてしまった老人ホームや介護施設のお年寄りたちを案じて、プロジェクトを立ち上げました。なんと2週間で1700件のリクエストを受けました!ボランテイアとして参加している歌手たちにとっても、心に残るプロジェクトとして好評です。ミュージカル歌手のAnalu Pimentaさんは「私たちはもう100日以上仕事がストップしています。久しぶりに誰かのために歌うのはとても心が和みました」と言います。昔懐かしの曲が多いところもまたほほえましい、そんなプロジェクトです。ぜひプロジェクトをチェックしてみてください🎶❣🥰
プロジェクトのインスタグラム
https://www.instagram.com/mepedequeeucanto/
ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(7月15日現在)
感染者:1,926,824,00人
死亡者:74,133人
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参考リンク
https://oglobo.globo.com/rio/bairros/o-bem-vence-distancia-pandemia-inspira-novas-formas-de-voluntariado-1-24524593
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