17 Jul コロナ禍 たった4ドルで手に入るパソコンを開発
セアラ州在住のシズヴァウ・サントスさん(31)は、マッチ箱サイズの小さなパソコンを開発しました。貧困層の若者や子供たちにとってパソコンが手の届きやすいものになるよう考えられており、たったの22レアル(約4.1ドル)という価格設定です!
パソコンはHYTEC Oneという名前で、英語の”Hi technology(やあ、テクノロジー)”とかけているそうです😆オペレーションシステムはベーシックなもので、モニターや携帯電話などのスクリーンに繋いで使います。SDカードをパソコンのHDとして使用していますが、メインのメモリーはクラウドだそうです。こんなに小さな本体でも、Wi-Fiを受信することができ、Windows 98を通じて、インターネットサーフィンやワード、パワーポイント、エクセルなども使うことができます✨
シズヴァウさんは現在教師ですが、学生時代は教材を買うために空き缶収集をしたこともあります。「パソコンはとても高額です。手の届きにくいものだというのは昔から侘しく感じていました」といいます。自身の経験、そしてコロナの影響を受けている貧困層を見て、特に子供や若者の教育分野で役に立てればという思いから、開発を決めたそうです。
ちなみにシズヴァウさんは、2018年、低価格で持続可能な太陽光発電の研究のために、ハーバード大学に選ばれました。彼の太陽光発電の研究はすでに今年1月よりモザンビークの集落で採用されています。HYTEC Oneの開発にも、ハーバード大学での学びが生かされているそうです。
HYTEC Oneを発表してすぐ、ドバイの企業から、アフリカ大陸で普及させるために投資したいという話があったそうです。しかしシズヴァウさんは、地元であるブラジル北東部、セアラ州で普及させて、若者や子供たちに貢献したいという思いがあります。もしブラジル国内でのプロジェクトパートナーが見つからない場合は、国外も視野に入れるけれども、まずは国内を優先したいそうです。
シズヴァウさんの熱意がブラジル国内の企業や団体に伝わりますように🙏✨
ブラジルの新型コロナウイルス感染状況(7月17日現在)
感染者:2,021,834人
死亡者:76,997人
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